Case Study <5> 〜ペットの心
Dさんが初めてこられたとき
「自分のことはいいんです。私のことは次回に予約していますので今日は飼っている犬をみていただきたいのです」
と言いました。
本当にそのワンちゃんを大切にされているようでした。
そしてペットのワンちゃんをお持ちいただいた写真を見ながら霊視していきました。
そしてまず初めに聞こえてきた声(ワンちゃんの相念)は「お母さんボクが死んでも悲しまないで」という声でした
すぐにはその声は伝えることができません。
私は「何年くらいかわれていますか?」とお聞きしました。
もう17年とおっしゃいました。
そしてワンちゃんは
「体の痛みを訴えています。毎日飲む薬。病院へ行くことの辛さが伝わってきます」
飼い主さんにワンちゃんから伝わってきたことをお伝えしました。
「この子に1日でも長く生きてほしくこの子には出来ることは何でもしてあげたいのです。
いくら費用がかかろうと、しっかりと薬を飲ませ、病院へも連れていき、みてもらっています。」
飼い主さんはペットに1日でも長生きさせてあげようと動物とか人間とか関係ない愛情が感じられました。
初めの言葉が気になりながら続けてペットを視ていくと
「もう痛いのはイヤ、薬もイヤ。でもお母さんのために生きなければ」
ペットには、本来もう動物としての寿命がきているのです。
そして自然な形での死に方を望んでいます。
けれど飼い主であるお母さんを悲しませたくない一心で
必死に頑張り生きているのです……。
私は考えましたが
メッセージを伝えるべきかどうか……。
高次元の意識とよく話をしたうえで飼い主さんに全てを伝えました。
飼い主さんは思ったより冷静に
「ありがとうございます。この子の望みどうりにしてあげたいと思います。」
と速答がかえってきました。
深い愛情です。
自分の寂しさより、ペットの思いに応えてあげたかったのだと思います。
しばらくしてご自身の予約をとられてた日
「あの子は薬をやめたその日の夜に眠り、苦しむこともなく安らかにいつものように私の隣で眠ったまま逝きました。あの子は私のために頑張って生きてくれていたのです。ありがとうございました。」
と元気そうに来て言いました。
そして彼女のそばには、痛みも苦しみもなくなったワンちゃんがそばにいて
「ありがとう幸せだった」と嬉しそうにしっぽをふっていました。
→Case Study INDEXへ戻る
←Home |