Case Study <7> 〜子供を愛せないあなたへ
Aさんには子供が二人います。
下の子は無条件にかわいく、愛しています。
でも、上の子を愛することができないという悩みでいらっしゃいました。
まず、上のお子供さんを霊視により視ていきました。
「お母さん大好き」という声が聞こえてきます。
それと同時に「お母さんこっちを向いて」と
Aさんは言いました。
「この子は落ち着きがなく、私が叱ると笑ってバカにするんです」
ずっと子供さんを視ていると
「ぼくを見て、ぼくを見て」と声が聞こえてきます。
さらに続けて視ていくと
Aさんは年子で下の子を産んでいます。
そして下の子に手がかかるため、どうしてもお兄ちゃんにかまってあげる時間がありません。
お母さんが赤ちゃんを下に寝かせるのをじっと待っているお兄ちゃんの姿が視えます。
そして、やっと赤ちゃんをおろしたお母さんの所に行くと、お母さんは赤ちゃんが寝てる間に用事をすませてしまわなければと、お兄ちゃんをかまってあげる余裕はありません……。
そんな時、お兄ちゃんはつまらなくなって、お母さんが畳んでおいていた洗濯物をさわって遊びだしました。
すると「せっかくたたんだ洗濯物を何をしてるの!」家事、育児で疲れているお母さんは上の子に駆け寄り、叩いて叱ってしまいました。
叱られたお兄ちゃんのその時の感情が私に伝わってきます……。
叱られたはずなのに嬉しくてしかたがないのです。
叱られてでもいい。
お兄ちゃんはお母さんに自分の方を向いてほしかったのです。
それからお兄ちゃんは悪いことをするとお母さんは自分の方を向いてくれると思い、寂しくなると悪いことをします。
そして叱られ、でも、叱られても嬉しい。だから笑みがでる。
けれど叩かれると痛い……。
お兄ちゃんは心のバランスをくずしていきます。
お母さんもなぜこの子はどこかおかしいのではと思います。
私は霊視により視えたことを伝えました。
Aさんは泣き出しました。
「身に覚えがあります。初めてこの子に手をあげた日のことも覚えています」
「そう言えば、この子は初めほんとに育てやすい子でした。
でもある時からやってはダメと言うことをよけいにやるようになり…。
それでも、こんな私のことを大好きと言ってくれるなんて……」
そしてメッセージ
時々はお台所も、掃除も、携帯も置いて、この子の目を見て話をきいてあげなさい。
あなたがいてくれて嬉しいと言って抱きしめてあげなさい。
それから1ヶ月もしないうちAさんから私のもとへ連絡がありました。
「この子がこんなにかわいいなんて、そして子供もとても落ち着きました。
ありがとうございました」
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