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office 明輝〜心〜

電話セッション・Case Study<1> 〜両親の幸せと子供の幸せとのズレ

Kさんは、お電話での言葉の使い方そして対応などからも、いつも上品に振る舞い、対応されるご婦人だということが感じられました。

お悩みをお聞きするまでの流れの中でも、ご丁寧にご丁寧にご挨拶をしてくださったり、 カウンセラーの私にまでも労いの言葉をかけてくださるほどでした。

セッションが始まり、Kさんとしっかり繋がりだすと
Kさんから何か不自然な波動が感じてきました・・・・・

めぐみ:「では、セッションを始めさせていただきます。何か気になることなどございますでしょうか?」

とお聞きすると
セッションのお申し込みをしていただいているにも関わらず

Kさん:「私も何不自由なく暮らしておりますし、主人の会社も順調でお金にも困ることなく一人娘も元気でとても幸せで・・・・」

けれど、上品に答えてくださるその言葉が私の心に響きません。
その映像が上手く見えてこないのです。

私はそのことをそのままKさんにお伝えしました。

めぐみ:「あの失礼かとは思いますが、Kさんは今、本当に幸せなのでしょうか?」

私がその言葉を伝え終わらないうちに、Kさんはまるで力がぬけたかのように嗚咽をあげ泣き出しました。
私自身もここで初めて不自然ではない、自然なKさんを感じることができました。

それと同時にKさんから深い深い寂しさが伝わってきました。

めぐみ:「ずっと寂しかったのですね。」
    「いいんですよもう我慢しなくても、泣きたいだけ泣いてください。」

Kさんはしばらく電話の向こう側でまるで子供のように声をあげ泣きじゃくりました。

そして

Kさん:「私は今までこんな風に泣いたのは初めてです。でも何かすっきりしました。」

そして、本当に相談したかったことを話し始めてくださいました。


Kさん:「実は お恥ずかしいお話なのですが・・・・・
中学生の娘が万引きをしたのです・・・・・

今までずっと必要な物やほしがる物は与えてきました。
本人が望むものは全て叶えているつもりなのに!

主人に相談すると、出張の多い主人は”そんな風に盗みをはたらくのは全ておまえの育て方が悪い”といいます。

娘が万引きしたくなるほど、まだ私は娘に必要な物が与えられていないのでしょうか・・・・・・」


めぐみ:「それでは視せていただきますので、そのまましばらくお待ちください。」

私はお電話の向こうのKさんにそう伝え、お嬢さんの心を視ていきました。

お嬢さんを視ていくと、先ほどKさんに感じられたのと同じ深い深い寂しさが感じてきました。

そしてお嬢さんから「お母さん私をみて」そんな心の声が聴こえてきます。

Kさんにそのことを伝えるとKさんは再び泣き始めました。

ずっと視ていくと、また映像が視えてきました。

めぐみ:「Kさんお嬢さんが万引きをされたのは今回が初めてではありませんね」

Kさん:「そうです、もう何も隠せないので全てお話しますが娘は小さい頃からお友達のお家にあるおもちゃを持って帰ったり、今は中学生になり補導されましたが本当におさない3、4才のころ頃からお店屋さんのお菓子を勝手に持って帰ったり。

そのたび私は主人に見つかると娘がひどく叱られると思い、必死で隠し娘をかばってきました・・・・・
そしてよその優しいご主人だったらきっと優しく子供に話してくれるのだろうと・・・・
ずっと誰にも言えずこんなに頑張っているのに・・・・」

めぐみ:「お母さんお嬢さんが本当にほしい物がわかりますか?」

Kさん:「私は全て与えてるつもりで、『 ほしいものは何でも買ってあげるから言ってね』 いつも娘にはそう言っていますので」

めぐみ:「お嬢さんにいくら物を与えても心から満足することはありません。

お嬢さんがほしいもの

それは・・・・・・

”お母さんのぬくもりなんです”

そしてKさん!お嬢さんはKさん、あなたそのものなんですよ。」

Kさんは少し驚いた様子でしたが何故か腑に落ちたようでスッと心に染みこませるかのように冷静に私の話に耳を傾けてくれていました。

めぐみ:「今、私にはKさんの子供の頃の姿が視えます、いつもお父様の顔色を見ながら生活をしているお母様に甘えることなく、わがままも言わず、とてもいい子でいるKさんの姿です」

Kさん「はい。父は昔ながらの厳格な父親でした、そして言葉よりも先に手の出る人でした。
私達子供が何かすると、母が叱られてしまいますのでしっかりしなくてはと、あまり甘える子ではなかったと思います」

Kさんはお話をしながらご自身の子供の頃を思い出したのか、その頃のお話をしてくれました。
父がもっと母に優しかったら私はもと母に甘えられた・・・・・

ここまで話すとKさんはまた子供のように泣きじゃくりました。


Kさん:「そうなんですね今すごく分かりました。
私も生活的には何不自由なく暮らしていましたがでも本当はもっと母に甘えたかった、抱きしめられかった!!」

めぐみ:「そうですねKさん、あなたは母を守るため、小さい頃から自分で何でも解決することを覚えてしまいました。
なのでお嬢さんの件もご主人には言わず、ずっと自分で解決しようとしていたのですね。

でも、ご主人にばれた時、ご主人の”おまえの育て方が悪い”の裏側には”何故もっと早く俺に相談してくれなかった”という気持ちが込められていることに気がついていましたか?

そして娘さんもKさんの子供の頃と同じで、ご主人の顔色ばかりをみて自分の方に向き合ってくれていない。
母であるKさんに甘えられず、その寂しさを埋めるため誰かの物をもって帰っていること。

そして、そうすることでお母さんが一瞬自分の方を真剣に向いてくれ、そのあと「何かほしいものは無い?」と聞いてくれ2人で買い物へ行くことができる・・・・それが嬉しかったようです。」

Kさん:「よく分かりました。
娘は本当にそのこと以外はわがままも言わずいつもいい子なんです。
いい子というより”いい子”を演じていたのですね。
これからはもっと娘がわがままを言葉で言えるよう、主人の顔色をみるのではなく娘と向き合ってみようと思います。」

めぐみ:「Kさんお嬢さんがそうできるためにはKさんがもっとご主人に甘えてみることです。
Kさんが思うほどご主人は怖い人ではありませんよ、むしろ何も言わない妻が何を考えているのかが分からず寂しがっています。

お2人は求め合っているにも関わらず、自分のイメージでつくり上げた相手に勝手に距離をおき、すれ違ってるだけなのです。

メッセージをお伝えします。

”母であっても時には甘えたっていいんです”

”そしてお嬢さんが、いいことをしたときでなく”悪いことをしたときでもなく”

”条件の何もない時に「あなたが大切で大好きよ」と言い抱きしめてあげてください。”

”ただお嬢さんの存在そのものを愛してあげてください!”

”そうすることで、心が満たされ深い深い寂しさから解放され、無駄な物質を欲することはなくなります。”

始めにお電話でお話をしていたKさんの上品な話し方はそのままでしたが、そこにもう違和感を感じなることはなくなっていました。

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