電話セッション・Case Study<4> 〜恋愛での繰り返し
始めにUさんのお話をお聞きしたのは、
いつもここでセッションを受けて下さっているIさんからでした。
Iさんのお話によるとUさんはとても美しく優しい女性なのに、いつも恋愛が上手くいかないということです。
そんなUさんが最近また恋愛に悩み鬱気味だとのことでした。
見かねたIさんが「どうか見てあげてください」と
ご連絡がありました。
ここからしてもお友達に、こんなにも心配してもらえるUさんは、きっと心優しい女性で、皆に好かれているのだということが分かりました。
めぐみ:「もちろんセッションはいつでも調整させていただきます。」
「ただセッションは周りに勧められて来られてもあまり意味がありませんので、ご本人の意思をお聞きしてご本人が望まれたらいつでもご予約ください。」
そういって電話を切りました・・・・
それからしばらくして
Uさんご本人からご予約のお電話が入りました。
お友達に親身になって心配してもらえるのが本当によく分かるほど、とても感じのいい素敵な波動の女性でした。
そして近々にご予約のお日にちを決め、お電話をきりました。
けれどご予約日前日急に仕事が入ったからと、ご予約日を少し先に延ばすことになりました
その後、次回のご予約日になりました。
しかし・・・・
何故か当日の朝、少し体調がとまた次回へと予約を延ばすことに
ここへきてきっとご本人ですら気づかない変わることへの抵抗が動いているのだと感じ、Uさんには告げませんが、ゆっくりとUさんのペースに寄り添うことにしました。
こんなことが4度ほど続いたころ、Uさん自身も何かがおかしいと気がつきだしたようでした。
そして次回のセッションの予約のお電話をしてこられたUさんがこういいました。
Uさん:「先生本当にすみません、何故か予約日近くになると急に用事ができたり 何かが私の邪魔をしているようで・・・
こんなことばかりして、 きっと私はもう先生に嫌われていますよね・・・・・」
「先生、セッションを受ける時、料金を多くお支払いしますので、どうか許してください・・・・」
こんな風に私が自分から離れてしまうことに脅えているのが分かりました。
Uさんのペースに寄り添うことの必要性と同時に、もしかしてUさんは私に少し強引にでもセッションをしてほしいと望んでいるのでは?
そんな感じをうけました。
めぐみ:「Uさんこのままではきっと同じことを繰り返します。
今少しだけでも何かお話をきかせていただけいませんか?」
そうお伝えしました・・・・
するとUさんはその言葉を待っていたかのように、お話を始めてくださいました。
Uさん:「今、私には付き合っている人がいます」
「その彼が浮気をしているのです」
「でも、そのことは彼には聞けないんです」
「彼の浮気相手は私も知っている女性です」
「私は携帯をみてしまいました」
「その女性と私は会いました」
etc・・・・・・・・
Uさんは途切れ途切れお話をしてくださいました。
けれどそのお話はあっちこっちにとび、本当は何が伝えたいのか、ご自身にもよく分かっていない様子でした。
Uさん:「すみません私何を言っているのか・・・ 私、変ですよね・・・」
めぐみ:「Uさんは私に変だと思われていないのか、そして私に嫌われてしまわないのかをとても心配されている・・そんな風に感じるのですがどうでしょうか?」
Uさん:「はい。私はいつも人にダメな人間だと思われていないだろうか
嫌われるんじゃないのかが心配で仕方がないんです。」
めぐみ:「今、この空間にUさんを否定したり、Uさんのお話を変だと思ったりする人は誰もいません。
安心してくださいね。」
そう伝えると安心されたのか落ち着いてお話を続けてくださいました。
Uさん:「2ヶ月ほど前に彼が女性と一緒に楽しそうに歩いている所を私はみてしまいました。
しかも、その女性は偶然にも昔私が同じお店で働いていた女性です。
彼女の連絡先は知っていたので彼女に会い、自分が彼と付き合っていることを話しました。
そしたら彼女はそのことは知らなかったようで凄く彼に対し怒っており、私にも謝ってくれました。
その後、彼にはそのことは言っていません。
彼女が話したかどうかも分かりません。
私は彼とは別れたくないんです!!!!
でも彼といてもいつ彼が別れたいと言ってこないのか心配で、そしてそ知らぬ顔で私といる彼に
何を考えているのかと思いイライラしたり !!!
どうしたらいいのか!!」
始めは冷静にお話をしてくださっていた彼女も、このあたりまでくると怒りなのか悲しみなのか分からない
今までの感情がUさんの中から溢れでしてきたのを感じました。
めぐみ:「今、とても悲しいような怒りのような感情が出てきているように感じます。」
Uさん:「もう私はいつまでこんなに苦しまなければいけないの!!
いつも私の恋愛はこんな風に苦しむばかり!我慢ばかり!
もうこんなの嫌なんです!!!」
ずっとずっと我慢し抑圧されてきた長年の感情が出たのかUさんは声をあげ泣き出しました。
泣くだけないて落ち着いたのと同時に、ここでまたUさんの癖がでてきました。
Uさん:「あー私は何を言ってるんでしょう、予約をキャンセルしたり 変更していただだいたり、
先生怒りながら泣きながら話をしたり・・・
私は変ですよねスミマセン」
めぐみ:「私はUさんがセッションの日まじかになると急用ができたりセッションのキャンセルをしたこと、それらのことは何も気にしていませんでした。
むしろUさんが無理をせず私と接してくださっていることに安心していました。
そして予約を変更したことで私に嫌われるのではないだろうかとひどく脅えたり、その穴埋めをお金でうめようとしてしまうほど今までずっと人から嫌われることに脅えながら暮らしておられたのですね。
今までこんな風に自分の本当の思いをストレートに伝えることに脅え、本当の自分の感情を感じることを恐れていたのを感じます。
めぐみ:「よく我慢せずぶつかってくださいました。有難うございます。」
「今から少しUさんのことを視せていただきますので、そのまま少しお待ちくださいね。」
Uさん:「はい」
めぐみ:「Uさん、彼は独身ですか?」
Uさん:「いえ・・・結婚しているんです・・・・」
めぐみ:「Uさん、視えることをそのままお話させていただきますね。
Uさんは既婚者とお付き合いされるのは、これが初めてではありませんね。
Uさんが引かれる男性はいつも既婚者、そして今の彼もそうですよね。」
「何故Uさんが同じようなことを繰り返しているのか分かりますか?」
「今、Uさんの幼少期が視えてきました。
Uさんがお母さんを悲しそうな顔で見つめている姿。
Uさんのお母さんはいつもお父さんの顔色を見て暮らしていませんでしたか?
そして男性が女性を殴っている様子が見えてきます・・
Uさんこのようなことが過去どこかでありませんでしたか?」
Uさん:「それは私の父と母です、父は酒乱だったたのか、お酒を飲み自分の思い通りにならないと母に暴力をふるっていました。
父はひどい時には包丁を投げつけたり、母は裸足で外へ逃げ近所の人に助けを求めたりしていました。
いつも私は子供心にもう父と離れてほしいと思い、せまい部屋でもいいから母と私の1つ下の弟と3人で暮らしたいと言っていました。
けれど母はいつもこういいました。
「お母さんには何もできないから、ここを出ても暮らしていけない。
お父さんに捨てられないようにしないといけないから我慢するしかないんだよ。
どこにも行くところがないし逃げるお金も持っていないんだから」
私はそんな母を可哀想だと思う反面、こんの風にはなりたくないといつも思っていました・・・・」
めぐみ:「Uさん、Uさんの生き方の癖、そしていつも同じような恋愛を繰り返してしまう癖。
これはUさんの幼少期のそこが源となっています。
いつも父親に捨てられないようにお父さんの顔色を見て、言いたいことも言えないお母さんを見て育ち、知らす知らずの内にお母さんと同じように、Uさんも自分の思いを伝えることは人に嫌われることなんだ!人が自分から離れることなんだ!と覚えてしまい自分を出すことを恐れるようになりました。
そしてお金さえあれば解決できる・・・
子供心にそう思ってしまうようになったのです・・・
Uさんが幼少期に身に着けたた癖はそれだけではありません。
結婚とは苦しむものだとインプットしてしまったため無意識にいつも結婚できない相手を選んでしまっているのです。
けれどUさん私の所でセッションを受けたい!
そう思ってくださったこと、それは、Uさんの本当の心が、もうこんなことで苦しむのは嫌だ、もっと自分らしく生きたいと思っているからなんですよ。
でも本当の自分を出すことでやっと少し心を開こうと思えば思うほど私に嫌われるのでは・・・・と無意識な抵抗が動きセッションが受けられない状況を引き寄せてしまっていたのです。
また自分の気持ちを深く話すと今までの思いが、とまらなくなることの恐れから始め話が本題に向かえなかったのです。
Uさん:「そうです、自分の気持ちを話すと爆発しそうで怖かったんです。
彼にもそうです。
目にした現実を伝えることで自分の感情が爆発して彼に捨てられてしまわないかと心配でした。
そして私はホステスをしていますが、お金は自分にとっての何かあった時のための安定剤のようなものです。
こんな風にお話を聞くと自分が変なんじゃなく、そうなる理由があったんだと分かりなんだか凄くスッキリしました。」
めぐみ:「そして少し厳しいようですが、今の彼はUさんとの将来を真剣に考えているようには感じません。
むしろ今の自分の家庭をとても大切にしています。
考えても見てください。
好きな相手には帰る家があるだけでも辛いことなのに、尚、Uさん以外の女性をも口説きいている!
また前回の事実は彼自身Uさんが知っていることはもう分かっています。
それなのにそ知らぬ顔でUさんと会う・・・・
冷静に考え、Uさんは大切にされていますか?
それに今までのUさんの恋愛パターンで、じっと耐え待ち続けていても、いつもUさんがふられていませんか?
ごめんなさいね厳しいことを言って・・・・」
けれどUさんは先ほどの態度とは別人のように、しっかりと私の話を聞いてくださいました
Uさん:「その通りです。何か本当にすっきりしています。
今までの私はなんだったんでしょうね。」
それは無理をしているようでもなく、しっかりと自分の感情と向き合っているUさんの気持ちが伝わってきました。
メッセージをお伝えします。
めぐみ:「変化の時には痛みが伴うものです。
今までのパターンを変える勇気を持ちましょう。
行動が人生を変えます。
自分の本当の気持ちを伝え彼を奥様の元へと帰してあげましょう。」
Uさん:「はい。もう今すぐにでも彼に事実を伝えたくなりました。
私はもう同じ恋愛は繰り返さない!
何故か分からないけどそんな自信がでてきています。有難うございました。」
私にはUさんが優しそうなご主人と幸せそうに暮らす未来がしっかりと視えていました。
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