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電話セッション・Case Study<3> 〜愛それはOさんとおっしゃる60代の男性からのお電話でした。 その声は弱弱しく何かに耐えていらっしゃるかのように感じられました。 そうお話しすると「ウッウッ」と電話の向こうで泣くのを必死でこらえているのが伝わってきます。 めぐみ:「こちらは大丈夫ですので落ち着かれたらゆっくりお話ください。」
しばらくするとOさんがゆっくりと話し出してくださいました。 Oさん:「妻が末期がんで・・・・・」
めぐみ:「奥様が末期がんで余命宣告・・・・・それはお辛いですね」
妻が入院してからというもの食器から何からどこへあるのかも私は知らず、今まで妻にまかせっきりだったことがよく分かりました。」 「私は今妻に何をしてやればいいのでしょうか? 妻には余命宣告の事実を伝えておらず、今、急に私が妻に何かをしだすと、それを感づかれてしまわないのか・・・ それが気になって・・・ でも出来ることなら妻に今までの感謝の気持ちも何かの形で伝えたい!」
ここまで言うとOさんはこらえ切れなくなり男泣きに泣きました。
めぐみ:「いいのですよ、今まで唯一自分をさらけ出すことができた。 奥様の前でも今は泣くことも出来ず、ずっと心が折れそうになっておられたのですね。」 「頑張っておられるのですね。」 めぐみ:「そのままお待ちください。今から視せていただきますね。」
めぐみ:「今、奥様の心の声が聴こえてきます。 ご主人!奥様は自分の命がもう長くはないことを知っておられますよね? Oさん:「そうなんですか?知っているということが、ちょっと分からないです。」 そう言われましたが、またすぐにお話を聞いてくださいました。 めぐみ:「奥様は自分のことはもう何も思い残すことはないと、しっかりと自分の運命を受け入れておられます。 Oさん:「そうですか私は妻が好きな桜を、もう一度2人で見に行けたら思っていました。」 めぐみ:「奥様はきっと喜ばれると思います。 お二人の思い出をつくってください。
メッセージをお伝えします。 この世を先に旅立たれた方達が口をそろえて言われる言葉があります。 それは 「亡くなった自分の辛さよりも、残された者たちにもっとこうしてあがればよかった。 そうおっしゃいます。 どうぞご主人、奥様が天国へ旅立たれるまでの間、ご自身の気が済むまで思う存分してあげたいことをしてさしあげてください。 そして奥さんが寿命をまっとうされた後には決して自分を責めることなく 「ありがとう」「こちらのことは心配しなくていい」と見送ってあげてください。 それが何より奥様が喜ばれることでもあります。
Oさん:「妻との残りの人生を悲しみで終わらせることなく 楽しみたいと思います。」
そういって電話を切られました。 それから数ヶ月 Oさんからお電話がありました。
先日妻は亡くなりました・・・・ 妻はやはり私より先に自分の余命を知っていたようです。 それを知っていることを私が聞くと私が可愛そうだからと内緒にしておいてほしいと言っていたそうです。
”このお二人は互いが互いを思いやる素晴らしいご夫婦でした”
妻の最後の言葉は 「桜綺麗だったね一生忘れない」 もうろうとする意識の中でそうおっしゃられたそうです。 それは最後にご主人が奥様にしてあげたかったことでもありました。 この言葉は奥さんからのご主人への最後のプレゼントだったのでしょう。 そして奥様のこんな声が聴こえてきました。 「もう、あなたはしっかりと私に思い出を残してくれたのよ。
幸せだったわ、ありがとう。」 |
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